- ハンド専用の610工具だけでなく機械用の620,621工具も使用できます。
[加工手順]
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| (1) |
割溝又は三つ穴を下にしてエンザートを最後まで工具先端に取り付けます。620,621工具を使う場合は必ずピンの位置を意識的に向かって左側に来るようにして下さい。 |
| (2) |
エンザートの喰付き時(1〜2ピッチ)にX、Y、の両方向から下穴に対して傾きがないかチェックして下さい。 傾きがあれば工具を反転しないで立て直して下さい。エンザートが1/3〜1/2以上入った後は立て直しは不可になります。 |
| (3) |
所定の位置まで入ればハンド専用610工具は六角部をスパナで固定しハンドル側を左へ反転すれば工具だけフリーになります。 620,621工具はそのまま反転してください。 |
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[加工手順]
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- 図の様に六角ナットをエンザートとダブルナット状にすればエンザートの加工が可能です。
- ボルトで割溝又は三つ穴を塞がないようにして下さい。
- 加工が終ればボルトを固定し、ナットを緩めます。
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■エンザートは部品加工の最終段階に多く使われます。
■加工の最後に手痛い失敗をしないために下記に留意下さい。
[小さ過ぎる下穴径]
- 下穴径が小さ過ぎると加工トルクが許容トルク以上になり専用工具の先端スタッド及びベアリングの破損を招きます。
- 挿入加工の最後の段階でエンザートの一回転に対して外ねじ一ピッチの送りが十分に出来なくなるピッチ遅れの原因になります。
- ピッチ遅れが生じると挿入加工の前半より後半のピッチ送りが小さくなりエンザートが軸上方に強く圧迫されます。
- その結果加工トルクが必要以上に大きくなると同時に、前半と後半のピッチ送りの差異により母材とエンザートとの間のねじ部全体が損傷を受けエンザートの緩みの大きな原因になります。
[ベアリングの破損]
- 620,621工具をベアリングが破損したまま使用すると挿入したエンザートが工具について抜けてくることがあります。
- 破損した場合は別売のスペアベアリングと交換して下さい。
[ワークと専用工具の衝突]
- エンザートが定寸深さ以上入ると工具がワークに衝突し工具やワークを破損します。
- 工具がワークに接触した後に更に回転が加わると、セルフ・タップ部の破壊が起り緩みの原因になります。
- 機械加工の場合は機械側で加工深さを事前に設定するようにして下さい。
[切粉の排出]
- 切粉をスムースに排出するため307型や別作した短寸のエンザートを使用する時は工具先端のスタッドで割溝又は三つ穴を塞がないようにして下さい。
- スタッドの調節はこちらを参照して下さい。
- 610型ハンド工具の場合はグラインダー等で削り調節して下さい。
[エンザートの傾き]
- エンザートをハンド加工する場合は喰い付き(1〜2ピッチ)時点でX、Y、の2方向から合芯度を確めて下さい。
- 1/3〜1/2以上入った後は立て直しは不可です。無理に立て直すと工具を破損します。
[切粉について]
- エンザートの加工にはセルフ・タップの副産物である切粉が出ます。
- 止り穴の下に溜った切粉は細軸の治具等で取り除いて下さい。
- 切粉を外に出さないチップフリーのエンザートもあります。
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